学校の伝統。クラスで一斉に1分間瞑想

学校の伝統。クラスで一斉に1分間瞑想

学校の伝統。クラスで一斉に1分間瞑想

Lucia7

 

中学校から私立の学校に通いだしたのですが、折に触れて1分程度の瞑想をする伝統がありました。今考えると、創立者がインドの詩人と交流があり、何か触発されるものがあって学校教育に取り入れたのかもしれません。学校の中では「黙思(もくし)」と呼ばれていました。

 

授業がすべて終わった後、毎日短時間のホームルームがあるのですが、その冒頭に必ず行っていました。日直が「黙思」と号令をかけると、各自が席で目を閉じて、姿勢を正し気持ちを落ち着ける、日直が1分程度たったと判断したところで「黙思やめ」と言って終了。という手順で行われていました。

 

ホームルームのほか、部活の反省会やクラスで重い問題を話し合う際などで、特に先生から指示されなくても黙思をするような場面もありました。

 

基本的には「1分間」という基準がありますが、状況に応じてもう少し長時間、行う場合もありました。校外学習(通常授業から離れ、人生について考えたり親睦を深めるために1学年全体で行う合宿)の自主活動の中で、「1時間黙思する」という試みをした例もあるそうです。

 

何かと落ち着きのない10代の生徒にとっては、とにかく「いったん落ち着く」ということ自体が簡単ではありません。決められた型にそって、「黙る」「取り込む情報を制限する」「じっとする」ということが、精神をリセットして皆で同じことを考える下地を整えるうえで、重要だったのだと今になって思います。

 

学校に限らず、皆で何か気持ちを落ち着ける必要が生じたとき、大げさに「瞑想」と言わないまでも、「1分間目を閉じてみよう」と軽い感覚でやってみると、けっこう気持ちをリセットする効果があるのではないかと思います。

 

もっとも学校を出てからは、こうしたことをする機会はなくなりました。やはり学校全体に行き渡った習慣だから無理なく実践できていたのであり、自分の意思だけで継続するのは難しいのだと思います。

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